流れるように動くということ

最初はぎくしゃくしてもしょうがない

ドラムは両手両足を駆使してリズムを表現するので、
どうしても最初はぎくしゃくしてしまう。

多くの人が一番はじめに練習するいわゆる8ビートも
左足こそつかわないものの、
右手、左手、右足の組み合わせが上手くいかずに苦戦する人も
多いと思う。

はじめは手順をしっかり覚えなければいけないので
どうしても固くなる。

8ビートならばこうだ。

1、右手+右足
2、右手
3、両手
4、右手

これをもう一度繰り返すと1小節の8ビートとなる。

頭で理解し、指令を出して、動かすまでに最初は時間がかかる。

めちゃくちゃゆっくりやれば絶対できるところを
初心者ほど焦ってしまう。

めちゃくちゃゆっくり。
これが何より出来ないときのキーワードだ。

上級者でも、出来ない時はとにかくめちゃくちゃゆっくりだ。

流れが止まるほどにゆっくり。

おそらくロボットのようになってしまうだろう。

でも頭からの指令と体の反応がまだスムーズでないのだから
しかたがないのだ。

ゆっくり、止まりそうになりながら(というかほとんど止まっていい)
とにかく順番に繰り返す。

勢いでやってしまうと、間違っているときにも気づきにくいというのが
レッスンしているとよくある。

ときには「右手!」といいなが左手がでてしまう人もいる。
そのくらい頭からの指令が体に伝わることが困難な場合もある。

流れをつかむ

間違えなくなってきたら、
すこしずつテンポをあげる。
本当に少しずつだ。

勘のいい人はバンバンあげてしまえるが、
自分がどの程度勘がいいのかわからなければ、メトロノームを1ずつあげるのがまず間違いない。

間違えなくなってきたら、最初の音と次の音には「つながり」があると認識してみる。
点と点が糸で繋がっているような感覚を意識してみる。

そういう意識が入った瞬間、間違えることもある。

ちなみに、最初から糸でつながったような状態で演奏できてしまうのが理想ではあるが、体が反応しないうちからやると、ただ手足が「つられて」しまってめちゃくちゃになってしまうだけ、ということもとても多い。

だから、ここは慎重に。

ゆっくり、ゆっくりである。

ゆっくりであるが、頭はできるかぎりリラックスしていなければならない。

レッスンならば、できるかぎり緊張を解いてあげなければならない。

そうして、音と音のつながりが出来てきたらこちらのもの。
するするとつながり、流れるように演奏ができる。

体も自然と動く。

頭の中も楽になる。

リズムに任せて、瞑想しているような状態になる。


常に焦らず、ゆっくり、練習です。


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