ドラマー森本太郎の日記

神戸在住のドラマーの日常

2024年の振り返り

2024年を振り返ると、「選択肢の多さ」と向き合った一年だったと感じます。音楽や読書の楽しみ方一つをとっても、時代の変化を強く意識せざるを得ません。Apple MusicやKindle Unlimitedといったサブスクリプションサービスを使い、多様な作品に触れる機会が増えた一方で、昔のように1つの作品にじっくり腰を据えて向き合うことが少なくなったように思います。

 

以前はタワーレコードや本屋を訪れるたびに、新作をチェックしたり、その場で思いがけない作品と出会ったりする楽しさがありました。しかし今はアルゴリズムによって大量の情報が押し寄せてきます。その結果、選択肢の多さに圧倒され、「あれもこれも」と手を出すうちに、どれも中途半端で終わってしまう感覚に陥ることが増えました。

 

私生活でも同様です。家庭、自治会、会社、労働組合といった複数のコミュニティでの役割を抱え、日々の生活だけで精一杯。情報の洪水の中で、自分にとって本当に必要なものをどう取捨選択するかが課題となっています。

 

また、頭の中が整理されないままでは心身の余裕がなくなってしまうため、アウトプットの重要性を再認識しました。自分の考えを文章や言葉にして形に残すことで、思考の整理を図る必要があると感じています。

 

2025年に向けては、生活全体を少しでもスッキリさせることが目標です。ただ、簡単なことではないのも事実。情報や役割に流されるのではなく、自分の軸を見失わないための方法を模索していきたいと思います。

 

選択肢が多い時代に生きる私たちにとって、「取捨選択」と「深く向き合う」ことの価値はますます大きくなるでしょう。今年の気づきを来年の行動につなげていきたいです。