2024年も今日で最後。
皆さんはどのような1年を過ごされたでしょうか。
今年を漢字1文字で表すなら
「挑」
挑戦の1年でした。
特に自身2枚目となるオリジナルアルバムを作り発表できたこと。
これが今年一番の成果でした。
昨年の今頃はすでにミュージシャンやスタジオをブッキングし、来年は作るぞ!という気持ちが高まっていた時。
何の曲をアルバムに入れようか、どちらのチームで演奏しようか。
そんなことを考えながら年を越した気がします。
3月4月でレコーディング。レコーディングはとても好き。
独特の緊張感の中、自分たちの演奏がすぐに聴けて、より良くするためにディスカッションし、納得できるまでトライを繰り返す。
真剣にいいものを作りたいから全力を尽くして魂のこもったプレイを音に封じ込めようと集中する。
今ここで自身の作品が出来上がっていく。それが実感できるのは特別な経験です。
それが終われば5、6月でMIXとMastering。
各音に磨きがかかり、作品として仕上がっていきます。
もっとこの部分はピアノを目立たせたい、ドラムのスネアの音の中低音を豊かにして暖かい音色にしたい、などなど注文は多岐に渡りました。
エンジニアの芹澤さんとスタジオで膝を突き合わせ根競べの日々。
本当に感謝しています。
時間ギリギリまでこだわり抜いて入稿。
そして無事7/16のレコ発に間に合い皆さんにお届けすることができました。
1stアルバムを作った経験を生かして取り組んできましたが、時にこんなに大変だったけ?と生みの苦しみを感じることもありました。
が、もう作ると決めて動き出している以上後戻りはできませんし、楽しみに待っていてくださる皆さんのためにも絶対にいいものを作ると決めていました。
それをやり遂げることができた1年。
いい一年だったかなと思っています。
そのほかにもたくさん主催ライブをやりましたし、沖縄、福岡、ASUKA2での船旅、TV出演など、様々な経験をさせて頂きました。
デラルスも40周年で盛り上がりましたし、新しいドラムセットを迎えたことも嬉しい出来事です。
いつも皆様の応援が力になっています。
本当にありがとうございます。
僕の場合オリジナル曲が出来たら、まずはライブでやってみてそこから手直しを加えつつ形にして。
そこまでいったらレコーディングして完成形を納めないとその曲も成仏できないというか笑
そこまでしてやっと落ち着ける自分がいます。
そうしないとこの世に残らないから。。
皆さんにいつでも聞いてもらえるようにならないから。
12/16のレコ発2で今年のこの一連のプロジェクトは一区切り。
おかげさまで無事終えることができホッとしています。
来年からは何が起こるかまだ僕もわかりませんが、導かれるままに進んで行こうと思います。
来年すでに決まっているライブもあり
3月18日には素敵なピアニスト畑野圭慧(よしえ)さんとのduo(お互いのオリジナル曲をたっぷり演奏するライブになりそう^^)
そして3月29日には雨天のため中止となってしまったYu Sato Believe Trio のリベンジ公演
そして4月には佐藤由Latin Projectが帰ってきます!
(順次websiteにはUPしておりますのでチェックしてみてください)
やってきたことを忘れっぽい性格なのかなと時々思います。
喉元過ぎれば〜という言葉がありますが、その時は「大変だった、でもやり遂げた〜!」と充足感、喜びに浸る自分がいますがしばらく経つとそれも忘れている。
下手をすると他人事のように「そんなこともあったねぇ」と遠い目をしている笑
一種の病気なのかなと思ったりしますが笑
日々の演奏活動や沸き起こる様々な感情でどんどんそれらのことも過去に押しやられていく。人は今しか生きられない。
音楽は発したら消えていく、ある意味瞬間の芸術ですから、刹那に全力を注いで生きることで終わったことは忘れてしまうようになってしまったのかしら。
でも忘れていくからまた新しいことをやりたくなるのかな。
過去は終わったこと。でも確かにやり遂げた事実として残っているものでもある。
経験値として成長に、これからに繋がっていたらいいなと思います。
今年もたくさんの応援ありがとうございました!
来年はどんなStoryが生まれるのか、どんな旅になるのか、楽しみです。
また皆さんにお会いできる日を楽しみにしております。
どうぞ良いお年をお迎えください!
2024 12/31 大晦日
佐藤由