満を持して登場！噂のツインペダルシャフト！
こんにちは。大宮店のドラム担当、MyDRUMS「X」アカウントの中の人のひとりヒョードーです。
さて皆さん、こんなツイートに見覚えはありませんか？
TAMAドラムエンドーサーのアーティストさん達がこぞって紹介していたTAMA MIRROR ROD（ミラーロッド）!
満を持して発売が決定しました！かく言うヒョードーもツインペダルユーザー。発売をこころ待ちにしていたひとりでもあります！
今回はこのMIRROR ROD（ミラーロッド）を徹底的に検証していこうと思います。
そもそもシャフトってなに？
ツインペダルの左右を接続するパーツのこと（赤い円で囲っているパーツです）。
ここで問題となるのが左右を同時に踏んだときのラグ（遅れ・ズレ）やセッティングをした際に生じる動きのロス。
まずツインペダルには右側のメインとなるフットペダルにビーターが2本ついています。
左右のフットペダル同時に踏んだ際、左脚側で動かすビーターはこのシャフトを通って力が伝達されますので、右脚側で動かすビーターよりも遅れて始動してしまいます。
わかりやすいよう大げさにしていますが、赤丸で囲った部分が左右同時にフットペダルを踏んだ際のラグ（遅れ・ズレ）とお考えください。
こんな小さなラグが気になるの？と思われるかもしれませんが、左右の音の粒が揃わない、音がもたついて聞こえてしまうなど、これがか・な・り気になるのです。
またツインペダルをセッティングする際、出来ればこの画像のようにシャフトを真っ直ぐにセッティングし摩擦や動きのロスを軽減することが理想なのですが、
スネアスタンドや、ハイハットペダルとの位置関係により画像のように真っ直ぐではなく角度をつけてセッティングしなければならないことが多数。
するとシャフトの可動部が狭まり、余分な摩擦もはたらくため、スムーズな動作が損なわれてしまうのです。
それでは TAMA MIRROR RODの凄さを解説していきます！
MIRROR ROD（ミラーロッド）の特徴2選！
①合計8個のボールベアリング！ZERO Latency With Ball Bearings
スムーズなアクションを実現するため合計8個（片側4個ずつ）搭載。このボールベアリングを回転の中心軸に可能な限り近い位置に配置することで「ガタの無い」究極のスムーズなアクションを可能にしているのです。
このなかに搭載されているボールベアリングが、滑らかで従来のシャフトよりも可動域の広いスムーズな動きを実現する重要な役割を果たしているわけですね！
➁”点”ではなく”面”で押さえる。Easy＆Quick Setup
従来のシャフトは接続部のボルトを締めていき、ボルトそのもので接続部を固定をするという”点”で留めることが主流です。
写真の通り、ボルト1点もしくは2点で固定するのが今までのシャフト。
MIRROR RODはボルトを締めていくと内部のパーツが締められていき、パーツの”面”で接続部を固定することが出来ます。
”点”ではなく”面”という広い面積で接続部を固定できることでガタつきが軽減され、さらにペダル側の接続部とズレ無く噛み合い、アジャストが可能なのです。
シャフト本体の長さを固定する箇所も”面”で固定できるようになっています。
シャフトの長さ調整は従来の両方向から画像のように一方向へ調整が可能。
これはお試しいただくと非常にわかりやすいのですが、フットペダルをその場に固定したままでも安易にシャフトの取り付けが可能で、もちろんメモリーロックも搭載。
ヒョードーのインプレ！
使用するペダルはヒョードーがこよなく愛するDW9002。
TAMA製品でなくとも、接続部の径が一致すれば他社のフットペダルで使用が可能です（主要メーカーは取り付け可能とのこと）！
純正のシャフトであるSP211とMIRROR RODで踏み比べを実施。もちろんセッティングは同じにしています。
①手でフットペダルを押してもわかる動きの滑らかさ！
SP211の際に感じていた重量感が無くなり、手で左側のフットペダルを押してみただけでわかるほど動きが滑らか＆スムーズに。
②踏んでみてさらに実感！ペダルが軽やか！
スムーズさや動きの滑らかさは手で押しただけでわかるものでしたが、さらにペダルの踏み心地が軽やかになったのを実感しました。
それも嫌な軽さではなく、ほど良い軽さなのです。
③シャフトそのもののガタツキが軽減！
気になっていたシャフトのガタツキ感も点ではなく、面で固定する箇所が多いことから安定感がアップ！
ご購入・ご予約はこちら
大宮店でお試しできます！
私のいる大宮店ではMIRROR RODをお試しできるようご用意しておりますのでご来店お待ちしております！
お客様ご自身のフットペダルのお持ち込みも大歓迎です。
この記事を書いたのは
大宮店 ヒョードー
YOSHIKIさんに憧れドラムを始め、すっかり沼にはまって早15年。洋楽、邦楽問わずいろいろ聞きます。
高橋幸宏さんのような正確なビートも大好きです。
大学時代にぼろぼろのLM402をレストアしたりなどなど、気づいたら楽器屋さんに。
現在はPearl SY1455「神鳴」とLudwig LM400のビンテージの2台持ち。
趣味は釣り。