Drums 加藤克樹 blog — いくつになっても、演奏中、今まで感じたことのなかった感覚に気づく事があります。それは、嬉しい事なのです...

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Sounds perfect Wahhhh, I don’t wanna

いくつになっても、演奏中、今まで感じたことのなかった感覚に気づく事があります。それは、嬉しい事なのですが、反面、今まで自分には見えていなかった情景や聞こえていなかった音があったんだと思わされるのです。

この10年は、若手の良いドラマーをなるべく見に行くようにしていました。今、日本には素晴らしいドラマーがたくさんいます。彼らを見ていて思った事は、まさに、私には見えていない、聞こえていない世界を持っているんだなと言うことです。

ドラマーは肉体的な鍛錬を日々の練習にフォーカスしがちですが、ピアノを弾いたり、ギターを弾いたり、たまにはちょっとクラッシックを聞いて呼吸を感じてみたりと、そういう事がとても大切なんだなと感じます。

自分に関していえば、そのような情景や音、世界に気付くのが本当に遅かったなと、反省しているのです。本当にゆっくりと、少しづつ気づいてきたわけなんですが、それはおそらく自分の心の置き方が、音楽そのものよりも、ドラミングと言う行為を優先した配置になっていたからでしょう。

ドラムのレッスンは主に肉体的な鍛錬や音楽的なセンスのもとになるエッセンスを伝える場だと考えているので、この様な話にはならないのですが、個人的にはドラムは心の楽器だと思っているので、心の育成の方が、肉体の鍛錬より何倍も大切だと感じています。

ドラムは心の楽器、、、なんか良い事言った気がするぞ、笑。