"Kemono Michi"にフォーカスする日々を送っています。

昨年、イタリア・ミラノで初演され、お客様に最も熱狂的に愛された作品として観客賞を受賞した”Kemono Michi"。
 
そのコンセプトは数年前の「森体験」です。
 
森に入るといろいろな生物や木々の色や形といった「膨大な情報」が目に入ってきます。
そして、歩を進めていくほど、見えてくるものだけではないパワーを感じました。
 
これまでの「旅体験」でも感じていたことがあります。
目で見た記憶よりも強烈な記憶として刻まれている体験には、皮膚感覚や匂いといった目に見えない要素がたくさん含まれているなと。
 
今、その記憶をたどるように音やリズムを作っていることが楽しくて仕方がありません。

ところで、昨年何度かヨーロッパへ行って、帰ってくるたびに感じていたことがあります。
 
「日本人は本当にうつむいてばかりだな。」

みんなスマホ。。。
 
仕事はもちろん、惰性でも開けてしまうスマホやPC。
毎日毎晩、私たちは目に入ってくる「膨大な情報」の処理に追われています。

今も思っていることや感じていることを書き残しておこうと思い、PCでこのブログを書いています。
 
太鼓という最強のアナログと向き合って自分を形成してきたわけだし、やめられない&止まらないライブの創作をしながら、ブログを書いて自分の時間を大切にしていこうと思います。
 
レナード衛藤プロデュース”Kemono Michi”
3月8日(土)9日(日)大阪・花博記念ホール